Formula 5F6

Overdrive

定価
OPEN
JAN
0853710004529

スペック

※筐体の一部に無塗装部分がございます。
無塗装部分にはケースが製造される際の傷や色合いの違いがある場合がございますが、あえてそのまま使われています。

サイズ(WxDxH):67 x 112 x 52mm (突起含む)
重量:241g
アダプター:センターマイナスDC9-18V
電池駆動:9V電池
消費電流:3mA

コントロール:VOLUME、TREBLE、MID、BASS、GAIN
内部コントロール:Presence、Modeスイッチ

Catalinbread Formula 5F6は、ヴィンテージツイードBassmanならではのキャラクターを、どんなクリーンアンプでも味わうことのできるオーバードライブです。
ツイードBassmanは、ベース用アンプとして作られたアンプですが、もしかすると全ての「ギター」アンプの中で、最も影響力のあるアンプと言えるかもしれません。Treble、Middle、Bass、そしてPresenceコントロールに、4×10インチスピーカーは、ギターアンプとして完璧な構造で、ギタリストも即座にそれに気づきました。Bassmanがどのような影響を与えたかは、実際にその回路と、有名な英国製アンプなどを比較してみるとよく分かります。
ツイードBassmanのヴォリュームをロー~ミディアムあたりにセッティングすると、リッチで煌びやかな美しいトーンが得られます。そこから少し上げていくと、ギタリストにとっては最高の、ピッキングアタックに高い応答性を示す“on edge of breakup”キャラクターが表れます。オープンコードは鐘のような、豊かなハーモニクスが得られます。そして、Volumeを12まで上げれば、分厚く、クリーミーで生々しいクランチトーンに。そのサウンドは全てのヘヴィギターの源流となる、まさにオリジナルなサウンドです。さらに、強く弦をヒットすれば軽いコンプレッションと共に音のレスポンスが少し後退。この音は本当に気持ち良く、プレイがしやすいバランスです。
ツイードBassmanは、まさにタッチセンシティブで、全帯域において美しい音です。ストラトキャスターでプレイすればまさにMade in Heaven。ギブソンスタイルのギターなら、さらに歪みやすくなり、その音はかつての偉大なレコードで聞いた音だとすぐに気がつきます。
Formula 5F6は、そんな全帯域におけるレスポンスを実現!
強く弾けば即座にコンプレッションがかかり、煌びやかで鐘のようなトップとタイトなローエンドのワイドレンジなクリーンサウンド再現します。そして、それだけではないのです。Formula 5F6の回路を調整し、美しいヴィンテージBassmanのレスポンスを実現した後、こう考えました。「もし、マーシャルの存在を知らずに、Bassmanをゲインアップしたらどうなっただろうか」と。そして、ゲインやトーン回路を微調整してみると、全く新しい音、ハイゲインでブライトなアタックを持つ音ができあがりました。そして、この音を、内部のModeスイッチで切り替えるようにしました。
Formula 5F6は、様々なスタイルの楽曲に適した音を出すことができます。例えばBuddy GuyやOtis RushのようなストラトにBassmanをつないだブルースから、JimmyやSRV、Robbie Robertson、Robben Fordなど、多くのギタリストが奏でた音を、オーバードライブやファズペダルとFormula 5F6を組み合わせることで作ることができます。
そして、Formula 5F6は、古い音楽にしか使えないわけではありません。このペダルの持つ美しいレスポンスは、全く新しい音、全く新しい楽曲へのイマジネーションに直結します。

  

内部コントロール

●Presence
裏蓋を外すと、内部にはトリムポットがあります。これはペダルのプレゼンスや超高域の調整を行う物で、お好みに合わせて調整できます。出荷時のセッティングで、ほとんどの状態で最高のトーンが得られるように設定されていますが、それぞれのギターやアンプ、ペダルの組み合わせは様々です。それぞれの環境に合わせ、最終的なペダルのブライトさを調整することができます。
Formula 5F6で、特にステージで使いやすい音色が作れているのなら、このPresenceトリムポットの調整は推奨しません。特に自宅とリハ、本番で音が違うことを知っているのなら、どこに合わせるべきかは言うまでもありません。もし、ステージで音がブライトすぎると感じたなら、少しPresenceを調整してみるのも良いかもしれません。
これはTrebleノブの調整とは違った働きをします。TrebleノブはTone Stack回路の中にあり、アッパーミッドレンジを中心にコントロールしますが、Presenceは最終的なブライトネスのコントロールで、3kHzあたりを中心に調整します。例えば、バンドアンサンブルで、ドラマーのシンバルとのバランスを取るため、ブライトが少し欲しいなら、Presenceを調整すると良いです。出荷状態の設定では、トリムポットはセンターに調整されています。

   

●Modeスイッチ
遂に、このシークレットリードモードについて語る時が来ました!この内部にあるModeスイッチは、Stock BassmanとSecret Leadモードの切替です。冒頭でも少しだけ述べましたが、このスイッチが、Formula 5F6をヴィンテージでローゲインサウンドを作るペダルから、カリフォルニアの火を噴くモンスターへと変貌させるスイッチなのです。
ゲインはより高く、そしてTone Stackはブライトなエッジと太さを持つ全く新しい音になります。
勘の良い人は、それはマーシャルサウンドか、と思うかもしれません。とても良い考察ですが、違います。
Secret Leadモードのサウンドは、あくまでもアメリカンサウンドのままの、ユニークで新しい音なのです。
最高の時間を過ごしてください。(音量注意)

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