Dirty Little Secret Deluxe

Overdrive/Distortion

定価
OPEN
JAN
0853710004536

スペック

Dirty Little Secret Deluxeは9VのセンターマイナスDCアダプターで動作します。電池はお使いになれません。
消費電流は7mAです。
コントロール:Master、Preamp、Presence、Treble、Middle、Bass、SL/SB、Boost Vol、Tightness、Effect Order

Catalinbread Dirty Little Secret Deluxeは、ブリティッシュアンプシミュレーションの次のステップです。ブリティッシュサウンドを高次元に再現するペダルとして人気のDirty Little Secretのプリアンプ回路を超え、アンプ全体のサウンドを本格的に再現します。Dirty Little Secretの回路は全体的にアップグレードされ、フェーズインバーター、パワーアンプシミュレーター、アウトプットトランスに加え、操作性も高められています。
Super LeadとSuper Bassを切り替えるスイッチはいつでも操作することができるようになり、メイン回路から独立して使用できる“クリーンなDLS”ブースト回路を追加しました。ブーストとDLSは内部スイッチで接続順を切り替えることができます。
ブーストを前段に設置してアンプをプッシュするように使ったり、ブーストを後段に設置してアンプサウンドをさらにラウドにすることができます。内部には新しいTightnessコントロールがあり、サブベース領域を抑えて明瞭にしたり、ローエンドを完全にカットしてスラッシュメタルトーンを作ることができます。
新たに追加されたLineアウトプットは、ミキサーやDAWなどに出力することを念頭とした+10dB出力が可能です。

Dirty Little Secret Deluxeは、アンプヘッドを構成するすべてを再現しています。プリアンプ、フェーズインバーター、パワーアンプシミュレーター、アウトプットトランスまで備えたオールディスクリート回路です。クリーンなブリティッシュアンププリアンプをモデルにしたブーストを加え、完全な“アンプ・イン・ア・ボックス”に仕上がりました。

  

●コントロール

・Master:ペダル全体の音量を調整します。時計回りで音量が大きく、反時計回りで小さくなります。エフェクトOFF時より少しだけ音量が上がる程度に調整すると扱いやすくなります。このノブは多くのアンプのマスターボリュームとは異なり、回路の最後ではなくフェイズインバーターとアウトプットトランスの前に設置されます。アウトプットステージはインプットサチュレーションの影響を受けにくいよう設計されているので、Masterを上げたからといって音色が大きく変わるわけではありませんが、特に常時ONのような使い方をすると、穏やかなコンプレッションが存在することに気づくかもしれません。
 

・Preamp:歪みの強さを調整します。時計回りで歪みが強く、反時計回りで弱くなります。音量や音色にも影響します。

 

・Presence:音色のトップエンドを微調整します。強力なローパスフィルターで、最小に設定すると1.59kHz以上を3dB減衰させます。高く設定するとカットオフポイントが高くなります。

 

・Treble、Middle、Bass:これらのコントロールはクラシックなブリティッシュアンプのトーンスタック値で、オリジナルアンプと同じように動作します。トースタック回路は全体がパッシブ動作です。つまり、3つのノブはどれも12時位置がフラットではありません。実際の音色に合わせて調整します。

 

・Boost Vol:このブースト回路は、実際にはDLS自体を構成する真空管エミュレーションの構成要素です。ブーストを前段に設置してONにすると、デバイスのインプット部に追加されたプリアンプチューブのように動作し、“900”のトーンに近くなります。高く設定しても明瞭さを損なわずにブーストすることが出来ます。

 

・SL/SBスイッチ:SL(Super Lead)とSB(Super Bass)の音色を切り替えます。中高域が強調されたトーンのSLモードと、中低域が強調され、スムースでスモーキーなSBモードを切り替えることができます。

 

●内部コントロール

・Tightness:演奏したいジャンルによって、アンプにタイトさを求める場合があります。一般的にタイトと呼ばれるのは、実際には軽いハイパスフィルターを通した低域の減衰です。このハイパスフィルターはトリムポットを下げたときにはなにもカットせず、最大で230Hz付近までカットすることができます。

 

・Effect Order:このスイッチは、ブーストとDLSの接続順を切り替えます。ブーストを前段に設置すると、ブーストが追加のゲインステージとして動作し、アンプサウンドを飽和させることができます。後段にブーストを設置するとブーストをアンプのゲインカプラーとして使うことができます。特にブーストを後段に設置している場合、アンプに接続する際はBoost Volを低い位置から徐々に上げて音量を調整してください。
アンプをブーストしたトーンを嫌う人は少ないと思います。2つのゲイン生成デバイスを結合し、1つ目のレベルによって2つ目の歪みが制御されるスタッキングを可能とするため、出荷時にはブーストはDLSの前段に設定されています。ブースト自体がクリーンなブリティッシュプリアンプをベースとしているので、ブーストを組み合わせることでブーストされた“800”や“900”のトーンを作ることができます。

製品動画